ここ何年も、歌ったあとのミックス作業(音源編集)がめんどすぎて、投稿まで漕ぎ着けれずお蔵入りさせちゃってるにっとです。
生きてると色んな嫌なことがありますよねー
どうせなら好きなことだけやって生きてたい…
だけど、そんな中にも「避けるべき嫌なこと」と「飛び込むべき嫌なこと」とがあることに気づいたんです。
ふたつの「嫌なこと」
①避けるべき嫌なこと
- 何度やっても楽しさが感じられない、でも疲れは感じるもの
- 我慢し続け、努力してる雰囲気だけを味わってるもの
もしこんな状態になってるなら、すぐに方向転換するのが吉。たぶんそれをやるのは今じゃない。
でも、目的のパーツを使えてるか実感を持てないまま、ただ高い音階を無理やりなぞって何時間も喉を消耗するだけの状態(過去僕狙い撃ちブーメラン)
つまり、成長や発見の実感(フィードバック)が伴ってないのを自覚してるのに、脳死で突撃しまくってる状態です。
そこそこしんどいけど、しっかり「何か努力してる感(免罪符)」はゲットしちゃってる時のやつですね。笑
②飛び込むべき嫌なこと
それは、
- 気になってるけど、準備をするのが面倒臭さくて後回しにしてきたもの
- 存在は知ってるけど、印象が悪くてなんとなく触れずに毛嫌いしてきたもの
つまるところ、「食わず嫌いしてきたもの」たちです。
フフク君
いや、ホントそうなんですよ。
やっぱ好きなことだけで上手くいくなら、そっちの方が良いっすよね。
でもそれだとだいたい上手くいかない(笑)
なぜなら、ほとんどの人が途中で「何かしらのスランプ」に陥って抜け出せなくるから。
フフク君
その通り。でもその「努力」ってのが問題。
最初のうちは歯を食いしばってればなんとかなったりする。
でもスランプってその後何回もやってくるんですよね。しかも前回よりレベルアップして。
すると、スランプが来る度に前回よりももっと頑張る必要が出てくる。
…すると、次第に楽しさよりも苦しさが上回りはじめて、最後は好きだった事にケチつけながらフェードアウトしたり、やりたい気持ちとやれない自分との間でグツグツしちゃう人は少なくない。(お前は俺だぁぁあ
なんでスランプを抜けれないの?
こういう時って、食わず嫌いしてる領域の外側で努力しちゃってることがほとんどなんですよね。
つまり、抜け出すための新アイテムが欲しいはずなのにいつもと同じような土地ばかり歩いてる。だから手に入るアイテムだっていつもと似たりよったり。
フフク君
そこで指標になるのが自分の中の「なんとなく避けたい(近づきたくない)」って感覚たち。
これまで、ちゃんと視界には入れてた(気にしてしまってた)のに人生かけてなぜか距離を取ってきた土地なのだから、いざ踏み入れば知らないアイテムがゴロゴロ落ちてる🪨🪨
僕が「食わず嫌いしてたこと」と、その後
過去の僕の場合(in ボイトレ)だと、
- 「僕程度の脳みそじゃ膨大すぎて絶対無理だろ…」って敬遠し続けてた解剖学や音響の分野に飛び込んでみたら、専門用語は難しかったけど、図解にしたり、ひとつずつ動きをイメージしてけば、案外理解出来た。
- 「せっかくボイトレ頑張ってるのに、こんな喉絞めた声使ったら喉にも悪いし、下手くそになっちゃう。そんなことやってる場合じゃない…もっと練習回数増やさななきゃ」と思って避けてた“キンキンした喉締め声”を研究してみたら、過去に手に入れた知識たちと繋がって色んなことを発見した。
結果、これまでやってたボイトレの矛盾点がどんどん浮かんできて、自分の発声もいっぺんに改善した。
みたいな流れでスランプ期を抜け出たことがありました。
どちらも、
「どうせ無理だろ」とか「せっかくやってきたことが無駄になっちゃうかもしれないだろ」とか、憶測の域を出ないのに敬遠してたルートだったんですよね。(ビビってる時は遠巻きから文句言ってる方が気が楽なんです…;)
もちろん、今だってその分野のことを1%も理解できてないかもしれない。
でもその分野に飛び込まなかった時と比べれば圧倒的に手持ちの道具(選択肢)は増えたんですよね。
0と1は全然ちがうんです。1つでもあればそれを元手に増やしてけるけど、無いもの(0)はそれ以上には増やせない。
当時ぼくは、いくらボイトレしても全然効果が出なくて、歌もぜんぜん楽しめなくなって、グツグツしながらほんと死にそうになってました…笑
それでも挑戦できてなかったのは、意外なところに問題の根があったからです。
難しそうな勉強に手を出せなかった理由
→頭が悪い&畑違いの人間が専門家に質問しにいったら、
「身の丈にあってなさすぎw義務教育からやり直してこいw」
みたいに撃沈して、ついでに恥ずかしくて辛い思いをするかもしれない…みたいな想像をして怖がってた。
実際は、そんな人もいたけど、そうじゃない人もいた。
→結局、勝手に怖がっていたのは「拒絶されて孤独を感じてしまう事」だった。
喉締めキンキン声を研究しなかった理由
→向き合わないことで「それまでのボイトレを努力してきた自分」を否定せずに済んでた。
何かしら結果を出すにも、誰かに信頼してもらうにも、
「辛抱強く我慢し続けれる人であること」
が自分にとっての確実&唯一の方法だと思い込んでいたので、「もしこれまでの努力(我慢)をやめてしまえば、このまま一生目的を達成できなくなってしまう」と思っていた。
あとその上、これまでに「キンキン声=マナーの悪いダメな人の出す声」として刷り込まれてきたので、キンキンした声を使うこと=周りの人に嫌われる声になる可能性が高まること。という拒否反応も根付いていた。
→挑戦することで、過去に刷り込まれた「嫌わなれない人であること」の基準が破綻するのを怖がっていた。
深堀りしてみたら、結局どちらも「嫌われたくない」「孤独になりたくない」って妄想の恐怖が、行動のリミッターになってた(新アイテム収集の邪魔をしてた)のです。
心のホメオスタシス(恒常性)に雁字搦めでしたねw
にっと
まとめ
一言に「嫌なこと」といっても、いろんな種類があるんですよね。
好きなことだけじゃいずれ道が見えなくなるので、そうなった時は「挑戦するとおトクな嫌なこと」へと舵を切ってみると、また好きなことやりながら先に進めたりするのでオススメです。
にっと