オリジナルの変形玩具を作ってみた。

前回に引き続きです。

「僕の欲しい変形玩具って、どこにも売ってない…。」

…ということで、自分で作ることにしました。

なぜ自作することに?

一番の理由は、やっぱり好きな要素たちを詰めこんだ玩具を見てみたいから。

出会ってしまった思いつきはキチンと昇華させてあげたし。

僕の好きな要素たち

  • デフォルメの効いたデザインである(2〜3頭身人外キャラが理想)
  • 少ない手順でしっかり変形する
  • 動かしてて気持ち良いギミックが備わってる

こんなんあったら最高だよなぁー…
って思ってしまったからには、もう自分で作るしかない!とスタートしたのです。

おもちゃ作りスタート

デザイン決め

まずは候補となるデザインを色々書き殴った。

謎の物体がたくさん生まれた。

なにげに、一枚目下のケトルをモチーフにしたペンギン結構好き。

そんな中から生まれた落書きラフがこれ。

ふむ…。

方向性はそんなに悪くないかも。特に左上とか。
なんか山っぽいけど変形もシンプルだし良き感じ。

微調整していくうちに少しずつ変形案もできてきた。

材料決め

当初は3Dモデルを作って、3Dプリンタで印刷しようと思ってたんですよね。

でも困ったことに、3Dソフトとに睨めっこしてるとなんか脳みそが止まるというか、ぜんぜん面白いアイディアが浮かんでこなかったんです…。(ここで2ヶ月ほど停滞してた)

正直、頭の中だけでこねくり回すのにもちょっと飽きてきた。

…なので、

まず、紙・ハサミ・のり・ホッチキスを使って現時点での試作品(プロトタイプ)を作ることにしました。

最初にできた初号機がこちら。

ふむ。

なかなか悪くないし、一応変形も成立しそう。

だが、圧倒的ふにゃふにゃ

紙の弾力のおかげでギリギリ固定出来てるけど、もっとカチッと組み合がる作りにしたいなぁ…。

試しに作ってみたおかげで股関節や尻尾の問題点(ゆるゆる)に気づけたし、予定にはなかった足のスライド収納方式も思いついたので盛り込んでみよう。

完成

そして、出来上がったのがこちら!

「メガホンから鳥になるヤツ(名前はまだ無い)」

(↓動画再生してみてね)

 

めちゃくちゃ満足いくものが出来上がってしまった!\\\\٩( ‘ω’ )و ////

フクロウなのかペンギンなのか分からないけど、古い家電がその姿を活かしながら動物に変身する、って設定が大変良き(自画自賛

材料は
・100均で買った厚紙(方眼紙)
・爪楊枝
・ストロー
・磁石
・ボンド

100均様々でした。

盛り込んだ部分について

まず、足の自動変形ギミック

メガホンから鳥に変形するとき、股関節に仕込んだ磁石のおかげで、足がスンッ!て飛び出るようになった。

ここ、自動変形っぽくなってめっちゃ気持ちぃぃいい。お気に入り。

あと、爪楊枝&紙の摩耗で股関節がゆるゆるになっちゃう問題も、ストローを爪楊枝の周りに巻きつけることで解決した!

ーーーーーー

そして、羽と顔の回転ギミック

中国の京劇(変面)方式?を採用しました。

「動かして楽しく感じる部分を増やしたい!」と思ったので、羽をくるっと回して変形する機構に変えてみました。

顔も羽パーツにくっついて同時にクルッと出てくるようにしたり、頭?帽子?を動かすことで目の表情差分を作れるようにした(ぱっちり~ジト目)

ーーーーーー

もっと細かいディテールとかも付けてみたいけど、キャラの設定諸々が曖昧でとくにまだ思いつかない〜

こういう設定を考えるのが好きな人と色々お話ししてみたい…

試作品と比べるとしゃっきり感が違う。というかプロトタイプは立ててない。(なんか座敷童っぽいね)

まとめ

今回、個人的ファインプレーだったのは
3Dソフト&3Dプリンタを使わず、紙を使ったアナログ作業でのプロトタイプ作りに移った
という点でした。

①現時点で考えたものを、下手なまま一旦頭の外に吐き出す(形にする)
②そのプロトタイプを見て触って考える。(必要があればまた①に戻る)

この作業をしたおかげで、脳のキャパ不足で働きづらくなってた「クリエティブな思考(思いつき)」がようやく復活しはじめた
(だいたい停滞してる時は①をサボってる時な気がするゾ…)

一番楽しいはずの時間を、「まずはちゃんとしたプランが決まってから…。ちゃんとしたデータが作れるようになってから…。」とか言って後回しにするのは一番遠回りだし本末転倒なんじゃぁあ!!と思いました。

楽しんでたら3Dデータもそのうちサクサク作れるようになってるよ(頼むで)

とりあえず、「なんだかんだ最高だった」(自作玩具はいいゾ!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です