公認ボイストレーナー資格を頂きました|VoiceerF Method

どうも、にっとメガネです。

実はわたくし、この度

VoiceerF Method

というボイストレーニングメソッドの公認ボイストレーナー資格を取りました。

VoiceerF Method って?

VoiceerF Method(ボイスィーフメソッド)とは「喉の筋肉を自由にコントロールすること」を目的として作られたボイストレーニングです。(創始:AKIRA

※VoiceerF Methodは、VMTA(VoiceerF Method Trainer Association)より認定された VMTA公認ボイストレーナーのみが扱うことの出来るメソッドです。

VM

トレーニングの特徴

VoiceerF Method で扱うトレーニングは、

  • 声帯の筋肉運動
  • 呼吸
  • 共鳴

という、従来のボイストレーニングでも重要視されてきた3つの要素を、

  • 脳科学
  • 音響学
  • 解剖学
  • 生理学
  • 心理学
  • 運動学 etc..

などの学問的観点より検証・再構成した「発声器官を活性化させる科学的なトレーニング」を使用しています。

この理論は 耳鼻咽喉科の医師多くの専門家にも支持 されており、高い効果も実現しています。

レッスンのスタイル

VoiceerF Method では、一人ひとりの細かい症状・レベルに合わせてをメニューを作り替える「オーダーメイド型のレッスン」を行っています。

現在では、

  • ボイトレ未経験者、初心者
  • シンガー、プロ志向者
  • 俳優、声優
  • ナレーター、セミナー講師
  • 従来のボイストレーニングでは改善が困難な発声・音声障害の方
    (反回神経麻痺、変声障害 etc…)

など、様々なボイスユーザーの飛躍的な改善・レベルアップにも貢献しています。

このボイトレで出来ること

VoiceerF Method では

  • 高音域、低音域の拡張(ヘッド・チェスト・ミックスボイス等の修得)
  • 喉のスタミナ向上、声枯れの大幅な軽減
  • 声質、声量の改善

などの「発声面の改善・レベルアップ」に加え、

  • 音感の向上
  • リズム感の向上
  • 短期間での歌唱力の向上
  • 歌唱テクニックの取得
  • メンタリティ

など「根本的な歌の上手さ」に繋がる要素を総合的に鍛えていくことが出来ます。

今までのボイトレとの違い

脳からの信号に注目

人間の体は「繰り返し使った部位(神経・筋肉)ほど、パワフルかつスピーディーに動かせるようになる」という性質を持っています。

これは、脳からの信号が 脳 → 神経 → 筋肉 の順に送られる度に、毎回「より最短ルートで信号を送ろう!」と学習&変化し続けることによって引き起こされます。
(「左利きの人が訓練を繰り返すことで、右手でも綺麗な文字が書けるようになる」のもこの理由です。)

神経の最適化&伝達スピードアップ

そこで VoiceerF Method では、この特性を更に加速させるトレーニングを行うことで、従来よりも「声帯周りの筋肉・神経」を著しく活性化させることに成功しました。

ボイストレーニングでは「声帯周りの筋力アップ」は勿論のこと、脳からの信号と筋肉の操り方(神経支配)が大変重要なポイントとなってくるのです。

メニューの難易度に注目

VoiceerF Method で扱うトレーニングは

  • 安全であること
  • 効果が出やすいこと
  • そのトレーニングを行う難易度が易しいこと

この3つの条件をもとに作られています。

多くのボイストレーニングでは

  • ハードなトレーニングですぐ筋肉が固まる&声が枯れる
  • 声がれなどが原因で長時間の練習が出来ない
  • 練習メニューの難易度が高すぎて自己練習時にすぐ躓く

といった問題が、正しい発声習得までの大きな壁となっていました。

そこでVoiceerF Methodは「低負荷&高回数のトレーニングによる神経・筋肉の活性化」を目的とした

誰でも簡単に行え、かつ、声帯へのダメージを極限まで減らした効果の出やすいメニュー

を使用することで、従来よりも短期間でより優れた効果を出すことに成功しています。

「歌唱力の正体」に注目

VoiceerF Method は、多くのボイストレーニングで曖昧にされてきた「歌唱力の鍛え方」を理論的に強化していくことが可能です。

  • 発声や音程だけに着目してしまい「抑揚のないつまらない歌」になってしまう
  • 歌の中でどうやって感情を表現したら良いのかわからない
  • 「出したい声」があるのに練習方法がわからない
  • 「自分だけの歌い方(オリジナリティ)」の作り方がわからない etc…

などなど、音程の正確さ・発声の良さだけではカバーしきれない問題 を解決することで「歌を上手に聞かせたい」という最もシンプルな希望を叶えることが出来ます。

さいごに。

数多くのボイストレーニングを経験してきましたが、その中でも僕の視野やスキルを広げてくれた一つがVoiceerF Methodでした。

そして、VMTAの公認トレーナーになったからこそこのVoiceerF Methodだけでは解決できない問題が沢山あることも知りました

生徒さんには少しでも良いレッスンを受けて頂きたいので、自分が資格をもっているから〜と括らず、今まで手に入れた全ての情報をきちんと比較した上で有益な情報・発見をこれからもどんどん還元していこうと思います!

これから出会うみなさん、

以前よりお世話になっているみなさん、

改めてどうぞよろしくお願い致しますm(__)m

3 COMMENTS

かすた

VoiceerFメソッドで解決できない問題とは何でしょうか?
このメソッドの資格をもってる先生に半年くらいレッスンを受けたのですが、声量が落ちたのと、声帯で意識的に息を支えるため喉声になりました。声帯を意識するトレーニングを辞めて、呼吸や姿勢だけで声が改善しました。

返信する
にっとメガネ

かすたさん、コメントありがとうございます。
まず、これまでのお悩みが改善されてきたのなら良かった。本当に。

あくまでぼく個人の意見ですが、ボイシーフ(Voiceerf)のライセンスがカバーする範囲だけでは解決できないことはたくさん存在すると感じています。
かすたさんのお悩みにも関連しそうなものであれば、声量や喉声にも繋がりそうな「少ない空気下でのコントロール問題」もそのひとつです。

ボイシーフでは、
「空気の量を最小限まで減らし、少ない労力で声帯がしっかり閉じれるバランスを見つけていく」
という練習が重要視されてるんですよね。

これは確かに理論的にも優れた考え方なのですが、
肝心の空気を減らしていくための具体的なトレーニング方法がボイシーフ内だと確立されておらず、人によって効果にかなり差が出てしまいます。

一応、ボイシーフ内であれば「声のボリュームを落としながら~」などの空気を減らすための指導方法も存在するのですが、
・ただ声が小さくなっただけでバランスの良い閉じ方を見つけられない
・空気を減らす努力が逆に必要ないパーツの緊張を引き起こし、発声時により苦しくなる
などの問題で行き詰まってしまう人も多いです。

なので、
・大きな音量が出せない
・太く響く音に変化させる方法が見つからない(喉声っぽさが消えない)
など、「閉じ方&空気量のサイクルに関連した問題たち」がかすたさんの抱えていた悩みの原因&ボイシーフだけでは解決できなかった部分ではなかったのかな?と思っています。
(何分かすたさんの声も状況も全然分からない状態でつらつら書いてしまってるので、ズレまくったことを話してしまっていたら本当にスミマセン。その際は適当に流して頂けるとありがたいです)

—–

ここからは余談です。
(かすたさんがもし、「喋り声の改善」を目的としてボイトレしてるのであれば、以下の文章は読まずにブラウザバックして頂いて大丈夫です!逆に「歌唱時の音域・声量の改善」を目的としてボイトレしてるのであればなんとなく読んで頂ければ嬉しいです。)

現在、「呼吸と姿勢の変化だけで、ボリュームが出せない、喉声っぽくなる、という課題が以前よりも改善された」とのことなのですが、おそらく今は
呼吸と姿勢を変えたことで…
・空気を一気に吐けない(肺が一気に萎まない)ような姿勢を見つけた
・これまでの「強い空気」でも閉じが吹き飛ばされないよう、声帯以外の様々なパーツの緊張させ方を見つけた
のいずれか(または両方)の状況にある可能性が高いのかな?と思いました。

これらの状態(特に後者)は、「喉のスペックは低いままだけど、半強制的に強い声を作らせた状態」だったりするのですよね。
つまり、喉の中にあるメインパーツの基礎能力が成長したわけではない、という状態です。

「日常の喋り声の向上」を目的としているのであれば、もちろんこのやり方でもその目標は達成できると思いますが、
もし「もっと楽に歌いたい、もっと自由に歌えるようになりたい」という目的をお持ちであれば、
姿勢や呼吸法だけでは、成長を感じ取るのが難しかったり、練習のデメリットでしんどくなってないかなー?と思いました。(※あくまで自分の経験上の話です

ちなみに、姿勢・呼吸法だけの練習で行き詰まる時は、
・以前より声量は増えたが音域はぜんぜん広がらない
・歌い終わった後に体が疲れやすいor強張りやすい
・喉声感は減ったが声の枯れやすさは変わらないor枯れやすくなった
・高い音、強い音を出そうとして喉が痛くなる。結節やポリープが出来る
などの現象が見られます。

もしいずれかの現象に心当たりがあれば、なんだかんだ言ってもやっぱり喉や口周りなど、発声にダイレクトに関わるパーツたちの基礎能力値の底上げが必要な時期に到達してるのだと思います。

とりあえず、せっかく「自分も歌を上手くなりたい!」「勇気を出してボイトレに行ってみよう!」と行動したのだとしたら、一つのやり方に囚われる続けず、是非色んな練習や発声に挑戦して頂けたらと嬉しいなと思いました。どうぞ素敵なボイトレライフになることを祈っております。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です