あふれかえるボイトレの教則本、教則CD etc…
楽器屋、本屋、Amazon etc…
世の中、数えきれないほどの「ボイトレ本」や「ボイトレCD&DVD」などの教材達があふれてます。
- ボイトレ教室に通うよりずっと安い!
- わざわざ遠出してまで教室に通う手間が無い!
- 自分ひとりでも手軽にボイトレに挑戦できる!!
こんなにメリットだらけなら、手を出さないはずはないですよね(゚∀゚)!
でも、逆にこんな疑問も・・
Why ?
◆なんでこんなにたくさん教則本の種類ってあるの!?
◆「教則本」なのに、なんで本ごとに正解が違うの!?
◆ 一冊買うだけじゃ上手くなれないの?!?
( ;´゚д゚`)
そうなんです。
ボイトレ教材って、あっちの本とこっちの本じゃ 書いてる内容ってまるっきり違うんです。
ありがちな失敗例とその流れ。
- 「高い声の出し方を知りたい!!」と、ボイトレ本を探しに書店へ。
- 「この本一冊で高い声の出し方をマスター!」とか書いてる本を買ってみる。
- 頑張って続けるもあまり効果が感じられない。(モチベーション下がる
- もしかしたら別のボイトレ本なら上手くいくかもしれない!!と思い立つ。
- 新しいボイトレ本を買おうと決意!!!(モチベーション上がる
- 「この本一冊でミックスボイスの出し方をマスター!」とか書いてる本を買っt(ry
- ↑ふりだしに戻る
「期待」と「失望」の無限ループを繰り返し、部屋には本だけがどんどん平積みに・・。
まるで、毎年夏になると「新発見!◯◯を使うだけで痩せやすい体になった!!」というような見出しのダイエット商品に
訳も分からず手当たり次第とびつく人達のようなサイクル。
正直、そんなこと繰り返してるくらいなら1回でも多く体験レッスン巡りしてたほうがずいぶんマシかと思います。
【本題】なぜ「教則本じゃ上手くなれない人」がいるのか
例えば、ある5人が同じボイトレ本を使って毎日練習するとします。
おそらく、1~2人にほんの少しでも効果が出れば良い方だと思います。何故なら、
Check !!!
「本を使って練習する」
↓
「自分の喉の状態を無視したまま 、本の作者が成功した方法を 無計画に練習 する」
↓
「自分の喉の状態を無視したまま 、本の作者が成功した方法を 無計画に練習 する」
って事だからです。
分り易い例えだと、
- 作者 「体調悪くなった時にこの薬のんだら治ったヨー!!(・∀・)お前もこれ飲んだらきっと良くなるよ!」(この人は 風邪 だった)
- 読み手 「まじで!?おれも具合悪いから風邪薬飲めばいいのかー!(-公- ; ) タスカッター」(実はこの人は胃腸炎が原因だった)
だからこそ、作者(喉)の数だけ教則本(治し方)もたくさん存在するのです。
さいごに。
「声帯」という発声器官はとっっっても 繊細 。
自分の発声の状態を正しく把握できないまま無闇に練習を繰り返していると、治るどころか取り返しが付かないくらい悪化することだって有り得ます。
唯一無二の楽器、くれぐれも大事に使っていきましょうね。